Complete text -- "いやはや"

03 June

いやはや

 気になっていたICチップ付きのパスポートが、来年4月から発給されそうで、それまで更新は待つことに。これで、JSTの研究者交流での1月末のフロリダ行きはなんとかなりそう。
 と、思っていたら、参加するためには、WG11.9のメンバーになりましょう、との連絡が。。。最低限3年に1回paperか、active roleをする義務があるらしい。こういったところは理系の研究会・学会の特徴なのかも。
#早稲田の刑事法研究会でこんな義務を課していたら、メンバー半減しているかも。


 専門でもないのにきかれても答えづらい、というのが、住基ネットの違憲判決。判決文など手元にないので、さらに答えにくい。で、とんちんかんな返答になります。情報自己決定権とか自己情報コントロール権とかいうらしいのですが、わが国の法制度では、かなり個人の自己決定を制約できるみたいでして、例えば、
・自殺は(可罰的ではないにしても)違法⇒だから、自殺関与罪は犯罪化されている
・麻薬の自己使用は犯罪
・ハイティーンにも性的自己決定をほとんど認めない。etc.
です。
 個人の自律を最大限に尊重するなら、堕落する自由も認めてもらわないといけないのですが、そうではないので、それほど自己決定は尊重されていないのでしょう。最近の憲法の本では、人格的自律を人権保障のよりどころとすることには否定的な立場が多いようですし。人間の尊厳から個人の自己決定権を最大限に尊重するドイツでは、上記例がどうなっているのか比較してみるとよいかもしれません。
#ドイツでは、憲法裁判所が自己情報コントロール権は憲法上保障されていると判示しているはずです。

##上記リンクで気になるコメントが。
現行憲法の英文では、検閲禁止と通信の秘密がNo〜, nor〜.構文でセットになっていて、さらにany means of communicationなんですよねぇ。これもうまく説明してください。
 
13:42:32 | dolus | | TrackBacks
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