Complete text -- "ネットの情報はどこまで信用できるか?"
01 March
ネットの情報はどこまで信用できるか?
パスポートの携帯とか、ホテルの質あずかりとか話題になったとしても、どれが本当かはわからない今日このころです。これまで、欧米、ミクロネシア、豪州、香港、台湾で、上・中・下いろいろなホテル・宿に泊まったことがありますが、一度もパスポートを宿に取り上げられたことはないです。9.11以降、連邦政府ビルやNYの大手ローファームのビルへ入るときに、チェックされるというのでパスポートを携帯したのと、香港でシンセン近くの漁港へ食べに行くのとき、中国からの不法流入者の検挙が多いので、日本人の証明書が必須ということで携帯したくらいというずうずしさです。
表題についていえば、結局、受け取る側の判断によらざるをえないのかもしれません。一般的にいえることは、個人的な体験を過度に一般化して堂々と当然のように述べられることが多いので、♪よ〜く考えよう、ということでしょう。
判例とか裁判例とかも、事案との関連で考えないといけないので、やはり過度に一般化するのはよくないのではないのかと思います。というわけで、教科書や書籍、論文も、最後は、自分の頭で考えてその適否とか妥当性を判断しないといけないのです。
期末試験に関しても、某予備校のえらい人がかいた本を鵜呑みにしてそのまま書いたら、たぶん成績は悪かったと思います。その本ではおかしい(誤りといって過言でない)ところをけっこう選んで出題していますので。
# 刑法学会とかでも、昼休みの談笑時に、話のネタになったりしています。
SEDについていえば、<薄型テレビ>「SED」発売時期が大幅に遅れるという記事で、ほぼ前のエントリーと同じことが書いてあり、まぁまぁ正しかったということですね(結果論ですが)。
国外犯処罰規定がないのは、保護法益が「風俗」という国家単位の社会的法益だからというのは、ちょっと考えれば、おかしいのはわかります。くわしくは、森下忠『刑法適用法の理論』(成文堂・2005)の属人主義の章を読んでみてください。
数日、コメントを禁止したら、変なコメントがこなくなったので、解除しました。
01:59:36 |
dolus |
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Comments
strafrecht_at wrote:
ドイツでは、パスポート預かりということは、まずありませんが、イタリアではほとんどのホテルでバスポート預かりでした。それから以前は、国際夜行寝台列車でもパスポート預かりで、ちゃんと返してくれるかどうか少し心配でした。
03/02/06 14:27:08
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