Complete text -- "メンフィスと憂歌(Blues)"

18 February

メンフィスと憂歌(Blues)

 3月下旬にフォレンジック関係でメンフィスに滞在することがほぼ決まりました。メンフィスの音楽というと、プレスリーを思う人も多いかもしれません。とくに40代後半より上はそういう気がします。
#でも、プレスリーの出身地は、メンフィスの南のミシシッピの田舎町だったはずです。デビューした町がメンフィスではなかったでしょうか。

 私にとって、メンフィスは、憂歌団のシカゴバウンドのせいか、ブルーズというイメージです。プレスリーだけでなく、B.B. Kingなどもレコーディングをしていたのではないでしょうか。
# 今回のメンフィスは、滞在だけで、楽しめるものではありません。夜到着して、翌日は1日がかりで、ミシシッピ州立大学へ日帰りミーティング、その翌日の早朝、シアトル経由で帰国です。死にそうぉぉ

 70年代の憂歌団のアルバムは、味わいもこくもあるので、かなり好きです。CDボックスで再発されたとき全部そろえました(というか、その後のも含めて全部もっているのですが)。ブルーズとか憂歌というのは、普通のそのへんの庶民の歌なんだというのを実感できます。ライブアルバムでは、大阪のディープな世界が広がります。
# ブルーワーカーの代表みたいなブルース・スプリングスティーンとも違います。スプリングスティーンの歌は、Cコードだけ知っていればよいようなものが多い、というと怒られそうですが、そういう風にきこえます。

「嫌んなった」(作詞:沖てる夫)
嫌んなった、もう駄目さ だけどクサるのは止めてこう
陽の目を見るかも、この俺だって

「苦労の缶詰」(作詞:沖てる夫)
誰か、苦労は いらねぇか
缶詰にして 売り出し中
食えば食うほど モリモリと
生きる力が 湧くかもよ

どろくさくて、おしゃれじゃないので、若い人にはうけないでしょう。
そんな彼らも、フリーターの走りで、80年代になっても、アルバイトをしながら、活動を続けていたのです。
23:42:52 | dolus | | TrackBacks
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