Complete text -- "瑕疵担保責任はどうなった?"

20 November

瑕疵担保責任はどうなった?

 耐震強度に関する構造計算書の偽造問題は、かなり衝撃的だったようです。
耐震強度偽造、補償はだれが・住民に不安
「この被害をだれが補償してくれるのか」。千葉県の姉歯建築設計事務所による構造計算書偽造問題。耐震性不足を指摘されたマンションの住民からは地震への不安とともに、早急に補償を求める声が上がっている。

ということなのですが、私自身がまずはじめに思ったのは、瑕疵担保責任ではだめなのか?ということです。
 もう民法、とくに契約法から離れて久しいですが、マスコミの報道やいくつかのブログの言及でも、瑕疵担保責任のことはでてこないのです。それとも、構造計算書の偽造があるときは、隠れていたとはいえない、ということなのでしょうか。あえてこの話を持ち出さないのはどうしてなのか、ひじょうに不思議です。
 でも、これでいけば、契約解除や損害賠償請求できるので、買主の保護がはたされるのではないかと門外漢がおもったまでです。それで、売主が倒産するとどうなるかということは、たしかにさらなる問題としてでてはきますが。。。

 ところで、当該設計書(あるいは図面)を見て、明らかに強度不足だということに気づかないのでしょうか。ひどいのは、3割程度の強度しかないとか。電気屋さん(といっても、大手電機メーカーを辞めて弁理士になった人)は、回路図をみただけで電気の通り道がみえて、その図面の誤り、設計ミスを指摘できるということでした。分野が違えど同じような気もします。これも素人考えですが。
12:41:27 | dolus | | TrackBacks
Comments

kumakuma1967 wrote:

 多少の知識があれば多分わかります。現場の職人や現場代理人はわかりそうですね。
 マンション販売会社やホテル経営会社だって、あり得ないほど安い価格提示に対して、見積もりを見直してどうして安いのかをチェックすれば経理の人でも施行前にわかると思いますよ。
11/23/05 22:50:43
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