Complete text -- "感動すれば、著作権処理は?なんてうるさいことをいってはいけないのか"

13 September

感動すれば、著作権処理は?なんてうるさいことをいってはいけないのか

 知という食事の最良のソースというエントリーで紹介されていたSteve Jobs氏のCommencement addressの邦訳ですが、これはこのままで問題ないのか気になります。この原稿は、どこから手に入れたものなのでしょうか、あるいは、邦訳してよいものなのでしょうか。原典の明記も、権利関係の処理についてもなにも示されていません。
 6月頃のMac関係のニュースサイトでは、この紹介がありましたので、そのときの個人的なメモからたどってみると、Stanford News Serviceによる全文紹介記事とダイジェスト映像が残っているようです。さらに、録音されたものとしてWiredAtomによるものがあります。ついでに、Jobs氏が言及していた最終号の裏表紙つきでの紹介もあります。
 ひじょうに感動したならば、ごたごた権利関係の処理はどうでもよくて、みんなに広く紹介すればそれでよいのでしょうか。そのあたりは、慎重にしておかないといけないことのような気がします。ただでさえ、ネットでは、著作権が軽視されていると思っている人たちがいるわけで、思わぬ足をすくわれたり、徒な介入をまねくおそれもなきにしもあらずといえるからです。
 権利関係だけでなく原典明記も大切なことです。上記のStanfordのサイトのテキストと音声を比較するとわかりますが、微妙に違っています。どっちが公式のものといえるのかということも含め、いずれに依拠したのかということも、重要なことです。
# ついでにいうと、テキスト、映像、音声すべてを見聞きしてみると、邦訳自体、それほど上質のものではないという気がします。間違っているというわけではないのですが。。。。
13:15:24 | dolus | | TrackBacks
Comments

よしなが wrote:

トラックバックありがとうございます。
リンクを貼っていただきながら申し訳ないのですが、該当記事を削除するという形でとりあえずの対処をいたしました。ご了解ください。
09/13/05 16:07:58
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