Archive for 19 May 2005

19 May

殺人の道具は障礙でない

 法科大学院受験準備答案作成ゼミを進学希望者の研究生を中心にやっていますが、なかなか古典的@=(--@v)もといオーソドックスな理論構成が多いです。違法性の錯誤は、みなさんそろって人格的責任論に基づく制限故意説でした。ということもあってか、抽象的事実の錯誤において、構成要件の実質的重なり合いを論証することにひじょうに苦しんでいました。オーソドックスな(?)団藤説は構成要件の実質的重なり合いなんていいませんから。

 話は変わって、間接正犯の正犯性です。

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04:40:10 | dolus | No comments | TrackBacks